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本記事では、同社の直近決算【Q1’21】の簡単な内容や、特徴・株価推移・業績などについておさらいします。
2020年5月31日現在の保有額・評価損益は以下のとおりです。
新型コロナ前に高値掴みをしていましたが、堅調に株価を回復してきてくれています。
ティッカー/市場 | 保有数量 | 取得金額 円換算額 |
外貨建て評価額 円換算評価額 |
外貨建て評価損益 円換算評価額 |
NASDAQ:ADSK | 20 | 3,958ドル 435,640円 |
4,207ドル 451,265円 |
+249ドル |
●「ADSK」の業績、株価推移、配当実績は?
オートデスクは、私が最も注目している「サブスクリプションジネスモデル企業」の一つです。
【ADSK】オートデスクは業務生産性向上のアイテムを提供する設計・ソフトサービス企業です。
私自身も必ず毎日利用する、設計者やデザイナーが設計・デザインをパソコンを用いて行う際に利用するソフトウェア「Auto CAD」が主力商品です。私たちが、日々手にするものの多くが「Auto CAD」によってデザインをされています。
マイクロソフトの「Windows」のように、「AutoCAD」はCADソフトとして世界的標準の地位を確立しています。
オートデスクの基本情報や特徴は、こちらの記事をご覧ください。
サブスクリプションモデルへの華麗な転身をとげた「オートデスク」を新規購入しました。本記事では、同社の特徴や業績などについ…
目次 1 現在の保有銘柄紹介1.1 【ASCX】アセンサスサージカル1.2 【SKLZ】スキルズ1.3 【PGNY】プロ…
【ADSK】Q1’21決算
ADSK:2021年第1四半期の決算概要を以下に簡単にまとめました。

●第1四半期の総収益は、8億8,600万で前年比20.4%増
●EPS(1株当たり利益):$ 0.85(予想+0.04)
●2021年度の収益見通しは+12~15%を予想
●サブスクリプションサービスの収益は8億300万ドルで+35%の増加
決算の内容は良かったと思います。
日本を含め世界中で、建設・土木などの建設工事がストップした影響を受けました。日本国内でもスーパーゼネコンが工事を中断し大きな話題となりました。
しかし、一方でリモートワーク特需を受けて”BIM 360 Design”など、クラウドに保存されたデータを使用して、いつでもどこでもオートデスクの設計製品を使用できるクラウドコラボレーションツールの導入が進みました。
サブスクリプションプランの収益も+35%と堅調でした。
オートデスク決算
Autodesk (NASDAQ:ADSK) Q1’21
EPS $0.85 予想+$0.04
売上 $885.7M (+20.4% Y/Y) 予想+$6.5MQ2’21
売上 $890~905M (予:$935.1)
EPS $0.86~$0.92 (予:$0.98)FY21 +12%~15%成長
売上 $3.68~3.78B (予:$3.86B)
EPS $3.52~3.90 (予:$4.15)時間外株価 -1%https://t.co/hDgLO8qtsE pic.twitter.com/eSIlE7mNpG
— 米国株 決算マン (@KessanMan) May 27, 2020
✔「GAAP」とは
「GAAP」は会計用語の「Generally Accepted Accounting Principles」の略で、「一般的に認められた会計原則」、つまり、「米国会計基準」を指します。米国の株式市場に上場する企業は、「GAAP」のルールに沿った財務諸表を作成する必要があある。一方、「Non-GAAP」はGAAPに沿っていないという意味で、「GAAP」ベースの数値から一時的な損益などを除いた「調整後」の数値を、企業側が参考値として開示したものです。「基調の」あるいは「実力の」数値を示すことが目的。
株式市場では、「Non-GAAP」の数値が重視されます。株価は、様々な社会制度の影響を受けた「会計上の利益」よりも「“経済学的な”利益」「実力ベースの利益」に沿って動くからです。冒頭に挙げたGAAPでは予想外の赤字転落でもNon-GAAPが予想を上回っているケースでは、株価は堅調となることが多い傾向。
【ADSK】全期間チャート

2016年に「サブスクリプションモデル」に転向してから、株価は急激な右肩あがりとなっていましたが、直近の”コロナショック”で大きく下げていました。
私自身もコロナショック前に購入して高値掴みをしてしまいましたが、堅調に株価を戻してきています。
【ADSK】配当利回り

【ADSK】業績推移

サブスクリプションモデルに切り替えた2016年から2018年までは売上高も減少し、大きく利益率が落ちました。
しかし、その後は売上高も営業利益も大きく回復しています。
【ADSK】売上高営業利益率の推移

過去10年の売上高営業利益率は、サブスクリプション移行期間を除けば15~20%と高い水準で安定して推移しています。
利益率は高い水準を確保できていることから、売上高を伸ばすことができれば1株利益のEPSも伸びていくことでしょう。
売上高営業利益率は、企業の収益性や経営管理の効率を示す指標です。
そのため売上高営業利益率は、企業が持つ本来の実力を測ることができる数字だと言っても過言はありません。
参考までに、日本企業 東証一部上場企業の営業利益率は平均で5%〜7%程度です。ROEは、株主が自分の出資も含めた持ち分に対して会社がどれだけ儲けてくれたかという、言わば株主にとっての投資利回りを表します。ROEは、利益が多い少ないだけではわからない効率性を判断するための経営指標です。当然、自己資本利益率が高いほど株主からの評価は高くなります。
ROEは、10%が一つの目安で、15%あれば優良であると言えるでしょう。これに対して、ROAの分母である総資産には、株主だけでなく金融機関や取引先などから調達した負債も含まれます。
【ADSK】1株利益(EPS)と配当性向、増配率の推移
過去10年のEPS(1株あたりの利益)は以下の通りです。
一株利益(EPS)は2016年からマイナスに転落しました。その後2019年に大きく回復しており、今後の回復傾向が続くか注目です。
【ADSK】営業キャッシュフロー の推移

過去10年の営業キャッシュフローはグラフのように推移しています。
最も注目すべき、本業の儲けを示す『営業キャッシュフロー』はサブスクリプションモデルに転換してから落ち込みましたが、2018年を底に急激に改善しているように見えます。
営業キャッシュフローとは、本業による収入と支出の差額を表します。つまり、本業を行った結果に、手元のお金がいくら増えたかがわかる項目です。この項目の合計額がプラスの会社は、本業が順調に行っている証拠となります。逆にマイナスの会社は、本業で苦戦しており、現金不足で苦しんでいることがわかります。営業キャッシュフローのマイナスが続く会社は、少し先行きが危険な会社と見てもいいかもしれません。
投資キャッシュフローとは、固定資産や株、債券などの取得や売却をした時の現金の流れを表します。通常、営業活動を行っていくためには、設備投資などの固定資産への投資が必要なため、優良企業は、この項目はマイナスであることが多いです。逆にプラスの場合は、会社が持っている設備や、株、債券などを売った金額が投資分を上回っていることを示しています。
財務キャッシュフローとは、キャッシュ(お金)の不足分をどう補ったのかを表します。株主に配当を支払ったり、自社株買いをしたり、借金を返済した場合は、マイナスになります。逆に借入金や社債などで資金調達すればプラスになります。
優良企業は、この項目はマイナスであることが多い傾向があります。また、積極的に成長を目指す企業は、借入金などの資金調達も多くなりがちでプラスになることがあります。
【ADSK】過去の決算
Q4’20決算
・四半期の収益は8億9,930万ドルで、前年度比+22.0% 予想値より+910万ドル
オートデスク決算
Autodesk (NASDAQ:ADSK) Q4’20
EPS $0.92 予想+$0.03
売上 $899.3M (+22.0% Y/Y) 予想+$9.1M▷ Q1’20
売上 $880M~$895M (予:$910M)
EPS $0.80~$0.86 (予:$0.88)▷ FY2021
売上 $3.93B~$3.99B (予:$3.98B)
EPS $4.21~$4.44 (予:$4.41)時間外株価-2.6%https://t.co/0IeWanxCAF pic.twitter.com/qro8zuryhK
— 米国株 決算マン (@KessanMan) February 27, 2020
AutoCADソフトウェアは、高層ビルから自動車部品、公共事業の設計に至るあらゆる設計で、建築家や技術者に愛用されている製品です。
サブスクリプションモデル移行の影響で下落していた営業利益率も、ようやく以前の水準を超えるまで回復してきました。
一方で、まだまだ海賊版(不正利用者)も非常に多く、これらの利用者をどれだけサブスクリプション契約者に取り入れることができるかも今後の大きな課題です。
これからも、トップランナーとしてふさわしい製品を提供してくれるか今後も注目です。
【ADSK】を買うならこちらの米国株取扱ネット証券
米国株式を購入するにはこちらの証券会社がおすすめです!
購入手数料は各社同じで、約定代金の0.45%。最低0、上限20$です。
名称 | 取扱い銘柄数 | 為替手数料 |
SBI証券 | 約1,400銘柄 | 住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭にすることが可能。 |
楽天証券 | 約1,400銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
マネックス証券 | 約3,300銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
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SBI証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国個別銘柄):約1,800銘柄(ADR銘柄):約140銘柄(ETF)280銘柄 ●(為替手数料)住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭 ●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)
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楽天証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●米ドルの他に日本円でも買付が可能。ただし、日本円で買付しても片道25銭の為替スプレッドは徴収される。
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜) -
マネックス証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●(為替手数料)為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)