・「ADSK」の配当金はいつもらえる?配当実績は?
オートデスクは、最も注目しているサブスクリプションモデル+SaaSビジネスモデル企業の一つです。
【ADSK】基本データと特徴
ティッカーシンボル | ADSK |
本社 | アメリカ |
配当利回り(直近) | 無配当 |
配当性向 | 無配当 |
連続増配年数 | 無配当 |
EPS(1株当りの利益) | -0.37 |
【ADSK】は業務生産性向上のアイテムを提供する設計・ソフトサービス会社です。
私自身も毎日必ず利用する、設計者やデザイナーが設計・デザインをパソコンを用いて行う際に利用するソフトウェア「Auto CAD」が主力商品です。
マイクロソフトの「Windows」のように、「AutoCAD」はCADソフトとして世界的標準の地位を確立しています。
現在、180カ国で400万人以上の有料契約者を抱えています。
私が身を置く「建設コンサルタント」業界においても、都道府県によっては国産ソフトが強い地域もありますが、全国規模で見れば圧倒的なシェアを誇っています。
従来はパッケージによるライセンス買い取り型で販売してきていましたが、2014年からビジネスモデルを初期ライセンス料金のない月額・複数年契約のサブスクリプション型に変更しはじめ、2016年8月にはほぼ全ての製品のライセンス体系をサブスクリプションモデルに切り替えました。
先駆者として「Adobe」がサブスクリプションモデルに華麗に転換を果たしましが、同様のビジネスモデルを辿っています。
2016年に、ほぼすべてのサービスでサブスクリプション・モデル(定期購読制)に移行しており、売上高の96%が同サービスの収入を稼ぎ出す、安定性の高いビジネスモデルに変貌を遂げました。
サブスクリプションモデルになぜ注目!?
なにかと話題の「サブスクリプションモデル」ですが、現代の生活において既に多くのサブスクリプションサービスが浸透しています。
Microsoftは、Officeアプリケーション「Office365」やAmazonプライム・Netflixなど、利用さている方も非常に多いと思います。
企業側のメリットとしては、以下があげられます。
2.顧客を囲い込みやすい
→同価格で新しいソフトウエアを継続利用するので、新たな広告やマーケティングに経費が不要で、他サービスに移行する顧客を少なくできる
3.将来のキャッシュフローが予測しやすい
→将来の収入が予測しやすく、財務計画を立てやすい
消費者や企業が、「買うこと重視」から「すること重視」に転換しつつある中で、サブスクリプション型ビジネスは最適なサービスの主役になりつつあります。
実店舗やオンラインで商品・サービスを売り切る販売手法では顧客ニーズは掴みきれず、業績への影響も無視できない。
そのためサブスクリプション型ビジネスで成功した企業は、今後ますます安定した収益を獲得しながら大きく成長していくでしょう。
【ADSK】全期間チャート

2016年に「サブスクリプションモデル」に転向してから、株価は急激な右肩あがりとなっていましたが、直近の”コロナショック”で大きく下げています。
私自身もコロナショック前に購入してしまい、現在は大きな含み損となっています。
【ADSK】配当利回り

オートデスクは、現在は「無配当」です。
【ADSK】業績推移

サブスクリプションモデルに切り替えた2016年から2018年までは売上高も減少し、大きく利益率が落ちました。
しかし、その後は売上高も営業利益も大きく回復しています。
【ADSK】営業利益率の推移

2016年にサブスクリプションモデルへ転換した影響で、約2年間は売上高および営業利益ともに大きく落ち込みました。
しかい、翌年からは大きく回復傾向がみられます。華麗なモデル転換に成功し、安定的な集計が今後は期待できそうです。

2016年からマイナス圏で推移しています。
今後は安定的な利益率を確保できるか、注目です。
【ADSK】1株利益(EPS)と配当性向、増配率の推移
過去10年のEPS(1株あたりの利益)は以下の通りです。
一株利益(EPS)は2016年からマイナスに転落しました。その後2019年に大きく回復しており、今後の回復傾向が続くか注目です。
【ADSK】営業キャッシュフロー の推移

過去10年の営業キャッシュフローはグラフのように推移しています。
最も注目すべき、本業の儲けを示す『営業キャッシュフロー』はモデル転換してから落ち込みましたが、2018年を底に急激に改善しているように見えます。
【ADSK】まとめ
・四半期の収益は8億9,930万ドルで、前年度比+22.0% 予想値より+910万ドル
オートデスク決算
Autodesk (NASDAQ:ADSK) Q4’20
EPS $0.92 予想+$0.03
売上 $899.3M (+22.0% Y/Y) 予想+$9.1M▷ Q1’20
売上 $880M~$895M (予:$910M)
EPS $0.80~$0.86 (予:$0.88)▷ FY2021
売上 $3.93B~$3.99B (予:$3.98B)
EPS $4.21~$4.44 (予:$4.41)時間外株価-2.6%https://t.co/0IeWanxCAF pic.twitter.com/qro8zuryhK
— 米国株 決算マン (@KessanMan) February 27, 2020
AutoCADソフトウェアは、高層ビルから自動車部品、公共事業の設計に至るあらゆる設計で、建築家や技術者に愛用されている製品です。
サブスクリプションモデル移行の影響で下落していた営業利益率も、ようやく以前の水準を超えるまで回復してきました。
一方で、まだまだ海賊版(不正利用者)も非常に多く、これらの利用者をどれだけサブスクリプション契約者に取り入れることができるかも今後の大きな課題です。
これからも、トップランナーとしてふさわしい製品を提供してくれるか今後も注目です。
【ADSK】を買うならこちらの米国株取扱ネット証券
米国株式を購入するにはこちらの証券会社がおすすめです!
購入手数料は各社同じで、約定代金の0.45%。最低0、上限20$です。
名称 | 取扱い銘柄数 | 為替手数料 |
SBI証券 | 約1,400銘柄 | 住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭にすることが可能。 |
楽天証券 | 約1,400銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
マネックス証券 | 約3,300銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
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SBI証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国個別銘柄):約1,800銘柄(ADR銘柄):約140銘柄(ETF)280銘柄 ●(為替手数料)住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭 ●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)
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楽天証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●米ドルの他に日本円でも買付が可能。ただし、日本円で買付しても片道25銭の為替スプレッドは徴収される。
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜) -
マネックス証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●(為替手数料)為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)