Bonです。
本記事では、私が以前定期積立していた銘柄ETFの1つである【QQQ】パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1に関してご紹介します。
・QQQの配当金はいつもらえる?配当実績は?
・QQQの配当利回りは?
【QQQ】基本データと特徴
・信 託 報 酬 : 0.20%
・配当利回り(直近): 0.88%
・分配金回数/年:4回
・組 入 銘 柄 数 : 100銘柄
・設 定 日:1999年3月10日
NASDAQ総合指数に連動するETFは今のところ他にありません。
そのため、QQQが比較的NASDAQと連動性の高いETFとして使われています。
運用会社はインベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメントLLCです。受託銀行はニューヨークメロン銀行です。
ナスダック100指数は,米国の新興企業向け株式市場NASDAQに上場する企業のうち,非金融銘柄で時価総額上位100銘柄の時価総額を加重平均して算出したものです。
「QQQ」という一度見たら忘れられない可愛らしいティッカーとは裏腹に,IT関連株を多く組み込み,値動きの激しい新興市場の大型株ETFです。
特徴その①:IT関連企業の影響が大きい
・組み入れ上位10銘柄[2019年]
ティッカー | 企業名 | % |
---|---|---|
MSFT | Microsoft Corp | 10.04 |
AMZN | Amazon.com Inc | 9.88 |
AAPL | Apple Inc | 9.01 |
GOOG | Alphabet Inc | 4.67 |
FB | Facebook Inc | 4.43 |
GOOGL | Alphabet Inc | 4.1 |
INTC | Intel Corp | 3.03 |
CSCO | Cisco Systems Inc | 2.77 |
CMCSA | Comcast Corp | 2.18 |
PEP | PepsiCo Inc | 2.16 |
本年度(2019年)の組み入れ上位の顔ぶれは変わりませんが、NVDAがランク外に落ちたのが目を引きます。その代わりに、ペプシコというQQQらしからぬ安定した飲料メーカーがランクインしました。
マイクロソフト,アマゾン,アップル,アルファベット(グーグル)が上位を占めています。ITに強みを持つ4銃士「GAFA」が指数の4割を占める構造です。
メジャーなETFとしては珍しい分散性の低さですね。逆に、だからこそ出色のパフォーマンスを示してきたとも言えます。この偏りは知っておいて良いですね。
・組み入れセクター
順位 | 業種分類 | 比率 |
1位 | 情報技術 | 44.1% |
2位 | コミュニケーションサービス | 22.3% |
3位 | 一般消費財 | 16.5% |
4位 | ヘルスケア | 8.2% |
5位 | 生活必需品 | 6.0% |
セクターアロケーションを見ても,ITセクターが最大です。
次いで,消費財セクターが多くを占めています。Amazonは消費財セクターに含まれるので,実質的にかなりの割合がIT関連企業といえます。
特徴その②:信託報酬が標準値
信託報酬は0.20%で、バンガード社のETFに見慣れている人とっては高いと感じるかもしれません。
しかし、国内の投信会社でも低廉な信託報酬で外国株インデックスが買える今,QQQの経費率は特別安いわけではありません。とはいえ,十分にで許容できる水準であると思います。
【VOO】全期間チャート・配当利回り

2000年後半のITバブル崩壊,2008~09年のリーマン・ショック時に激しく値を下げました。
ITバブルが崩壊した2000年→2002年では約5分の1に値を下げています。
その後回復基調だったものの,リーマン・ショックで再び大暴落。2009年の一時期は30ドルを下回る価格で取引されていたため,その頃に購入していれば10年で6倍以上になっています。
米国の代表的な株価指数,S&P500連動ETF【VOO】:紫色と比較しても上下に大きく振れていることがわかります。
QQQは上昇も下落もS&P500より大きいです。S&P500も値動きは小さくありませんが、QQQと比べるとかなり落ち着いているように見えてしまいますね。
1999年の設定来ではS&P500を2倍近く超えるパフォーマンスを上げています。
配当利回りは低く,直近で0.88%です。
S&P500に連動するVOO(バンガードS&P500ETF)の2019年6月の配当利回りが2.01%であることを踏まえると,配当利回りは低いと言わざるを得ません。
というのも,IT企業の多くは低配当,無配当です。リターンの源泉は株価上昇に頼るしかないのがQQQを買う上で留意しておきたい点です。
【QQQ】パワーシェアーズ QQQまとめ
・配当利回りは1.0%以下でキャピタルゲイン重視
もうすぐ始まる『5G』を皮切りに 世界の通信速度が一変する可能性が非常に高いです。
そして すでに始まっている 第4次産業革命によって ハイテク・IT分野の発展にともなってさまざまなサービスがどんどん本格化していきます。
未来の個別株で、勝負するのは難しいですが【QQQ】を積み立てていけば、NASDAQが選りすぐった100企業を自動でリバランスしてくれます。
QQQを資産形成の中核に据えるのはあまりおすすめできませんが、株価がもくろみ通り上昇すればよいのですが,伸び悩んだ場合に資産形成が進みません。
過去には暴落で短期間のうちに株価が5分の1,6分の1になっています。
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ちなみにBonは、為替スプレッドの安いSBI証券をメインで利用して、補完できない銘柄はマネックス証券を利用しています!
名称 | 取扱い銘柄数 | 為替手数料 |
SBI証券 | 約1,400銘柄 | 住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭にすることが可能。 |
楽天証券 | 約1,400銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
マネックス証券 | 約3,300銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |