Bonです。
本記事では、私が以前米国投資コア銘柄ETFとしていた【VYM】に関してご紹介します。
・VYMの配当金はいつもらえる?配当実績は?
・VYMの配当利回りは?
【VYM】高い配当と利回りが魅力:基本データと特徴
・信 託 報 酬 : 0.06%
・配 当 利 回 り : 2.90%
・分配金回数/年:4回
・組 入 銘 柄 数 : 420銘柄
・設 定 日:2006年11月10日
不景気になっても業績が落ちにくディフェンシブな銘柄が多く含まれているので、インカムを目的として長期保有に向いたETFといえます。
VYMは、VTIと並んでバンガード社の旗艦ETFです。
高配当の米国ETFといえば真っ先にVYMの名前が上がるぐらい知名度の高い人気商品です。
特徴その①:構成銘柄が非常に多い
VYMは高配当な大企業を中心に構成されているにも関わらず、構成銘柄数が400以上と多く、セクターの分散が効いているところに特徴がありますね。
構成されている1企業の業績が悪化して無配になったり、株価が急落したとしても、銘柄やセクターの分散が効いているのでVYM全体への影響が少なくなります。
銘柄名 | 比率(%) | |
1 | JPMorgan Chase & Co. | 3.7 |
2 | Johnson & Johnson | 3.7 |
3 | Exxon Mobil Corp. | 3.3 |
4 | Procter & Gamble Co. | 2.6 |
5 | Cisco Systems Inc. | 2.5 |
6 | Verizon Communications Inc. | 2.3 |
7 | Pfizer Inc. | 2.3 |
8 | Intel Corp. | 2.2 |
9 | Chevron Corp. | 2.2 |
10 | AT&T Inc. | 2.2 |
これらの企業は、高い配当と増配を続けています。
米国の成長企業といえば”GAFA”で代表されるGoogle、Apple、Facebook、AmazonなどのIT企業ですが、これらは無配であったり、配当利回りが低いため構成銘柄には入っていないのが特徴です。
以前はマイクロソフトが構成銘柄トップに入っていましたが株価上昇によって配当利回りが下がってしまったため、除外されています。
このように配当金が低くなったり、業績が極端に落ち込んだ企業は定期的に構成銘柄から除外されてつねにリバランスが行われています。
情報技術 | 11.1% |
ヘルスケア | 12.9% |
資本財・サービス | 9.4% |
生活必需品 | 13.7% |
エネルギー | 9.3% |
公益事業 | 8.1% |
不動産 | 0.0% |
素材 | 3.9% |
電気通信サービス | 4.6% |
金融、消費財、ヘルスケア、テクノロジー、消費サービスがトップ5となっており幅広いセクターで構成されているのがわかります。
金融やテクノロジーセクターは、いわゆる”景気敏感”なので景気後退する時期には業績が下がる傾向があります。
一方、ヘルスケアや消費財は不景気の時でも業績への影響が少なく、配当金が減るリスクが低いセクターといえます。
特徴その②:信託報酬が圧倒的に低い
VYMの信託報酬は0.06%と他の米国ETFと比較しても非常に低い水準といえます。
しかも、この信託報酬は順次値下げされていて、
・2016年:0.09%
・2017年:0.08%
・2019年:0.06%
となっています。
バンガード社のETFは定期的に信託報酬の見直しが行われていて、資産規模が大きくなると値下げが行われます。
このように限界まで報酬を引き下げるところが、日本の投資信託やETFよりも顧客最優先の姿勢が感じ取れますし、米国ETFが優れている部分であるといえます。
最近は日本円で少額から本家VYMを購入できる投資信託「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」もありますが、こちらの実質の信託報酬は約0.20%程度とかなり低いことからも本家の凄さがわかると思います。
【VYM】全期間チャート・増配率
VYMの全期間チャートです。

すべての数値が右肩上がりで順調に成長しています。
米国投資の代表的なチャートの形で安心感がります。
続いて、配当で重要になってくる「増配率」です。
2017年 : 8.84%
2016年 : 2.65%
2015年 : 12.6%
2014年 : 9.09%
5年間の平均増配率:7.81%
5年間の平均増配率は7.81%で、今後も着実に増配が期待できると思います。
高い配当利回りが特徴のVYMですが、他の多くの米国ETFと同様に年4回配当金を受け取ることになります。(配当月は3月、6月、9月、12月)
権利落ち日はほとんどの場合月末になりますので、実際に配当金を受け取れるのは翌月になることが多いです。
バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】のまとめ
・VYMは高配当利回りだけでなく、増配率も期待できる(10年で1.77倍)
・VYMの分配金は3・6・9・12月支払いだが、月跨ぎのときもある
・高配当ETFにも関わらず構成銘柄やセクターの分散が効いている
ETFは個別株に比べて面白みに欠けるものの、自分で銘柄分析や決算チェックなどの個別株投資特有のメンテナンスが必要ありませんので、時間対効果が非常に高いです。
また、個別株に比べるとリスクが少なく、かつ株価の値上り益やインカムの上昇も見込めるという点で、メリットが大きい商品だと思います。
米国ETF購入におすすめの証券会社
米国株式を購入するにはこちらの証券会社がおすすめです!よろしければ、口座開設はこちらからどうぞ♪
購入手数料は各社同じで、約定代金の0.45%。最低0、上限20$です。
ちなみにBonは、為替スプレッドの安いSBI証券をメインで利用して、補完できない銘柄はマネックス証券を利用しています!
名称 | 取扱い銘柄数 | 為替手数料 |
SBI証券 | 約1,400銘柄 | 住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭にすることが可能。 |
楽天証券 | 約1,400銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
マネックス証券 | 約3,300銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |