前回の決算後、-10%程度株価が急落したときにユニリーバを約30万円分、新規購入しました。
そのユニリーバから、初めての配当金を頂きました!
・「UL」の配当金はいつもらえる?配当実績は?
・「UL」の基本データ、その特徴
・ADR銘柄とは?なぜ外国課税がかかならないの?
目次 1 現在の保有銘柄紹介1.1 【ASCX】アセンサスサージカル1.2 【SKLZ】スキルズ1.3 【PGNY】プロ…
【UL】ユニリーバからの2020年3月期 配当金額は?

【UL】から頂いた2020年3月期の配当金は、以下のとおりでした。
1株あたりの配当金 | 0.45ドル |
全体保有株数 | 50株 |
配当金額 | 22.59ドル |
国内課税取得額 |
2,403円 |
購入金額 | 312,800円 |
<現在>評価金額(円建て)【損益】 |
258,963円【-17.12%】 |
【UL】からの現時点までの累計配当金は「22.59ドル」 、評価損益は、-5.4万円の大きな含み損となっています。
ユニリーバ(英国株)は外国源泉徴収税が0%ですので、日本株と同等の税負担で配当金が受け取れるのが大きな特徴です!
ユニリーバは年4回の配当支払いがあり、日本の株式とは大きく異なる点です。
配当月は3月・6月・9月・12月の4回となります。
今回は現地基準日が2月21日で、国内支払日は3月19日でした。
【UL】全期間チャート

リーマンショックを乗り越えた後は、緩やかな右肩あがりのチャートとなっていましたが、直近の”コロナショック”で大きく下げています。
【UL】配当利回り


連続増配は3年と短いですが、 平均値でみると着実に増配していることがわかります。
配当性向は61.3%と、やや高めであることが気になる点です。
1株あたりの配当は1.79ドルで、直近の配当利回りは3.53%と株安の影響を受けて、以前に比べて高い利回りとなっています。
イギリス銘柄は配当に海外源泉税がかからない
イギリスの企業がADRという制度を活用して米国証券市場に上場した場合、その銘柄を購入した投資家が得られる配当金に海外源泉税はかからないというメリットがあります。
そのため実際の課税関係は、日本において国内源泉税が15.315%程度かかるだけです。
また、NISA口座でADR(イギリス株)を購入すると、外国源泉徴収税額がゼロ、日本の税金もゼロになり実質無税となります。
安定した収入がある間は、確定申告にて外国税控除を受けることができます。しかし、リタイア後に収入がなくなれば、控除を受けることができなくなります。
これらを踏まえたうえで、出口戦略のひとつとしてADR制度対象の株式を購入することも一つの戦略だと思います。
【UL】基本データと特徴
ティッカーシンボル | UL |
本社 | オランダ、イギリス |
配当利回り(直近) | 3.53% |
配当性向 | 61.32% |
連続増配年数 | 3年 |
EPS(1株当りの利益) | 2.29 |
オランドのロッテルダムとイギリスロンドンに本社を置く英蘭企業で、世界有数の一般消費財メーカーです。
日本人に馴染みのあるブランドとしては、紅茶のLipton(リプトン)、スープのKnorr(クノール)、ヘアケアのmod’s hair(モッズ・ヘア)、ヘアケア・スキンケアのDove(ダヴ)、Lux(ラックス)などが有名ですね。
おそらく、誰もが一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
近年は企業買収を進めており、男性用身だしなみ製品の通販事業Dollar Shave Clubの買収などが市場の注目を集めています。
【UL】業績推移

ULの売上高は横ばい~微増傾向です。
ユニリーバは、取り扱っている製品が基本的に景気の動向に左右されずに需要がある製品が多いことから、比較的安定した収益を確保できています。
【UL】営業利益率の推移

2007年からの営業利益率は、比較的15%の水準で安定して推移しています。
【UL】1株利益(EPS)と配当性向、増配率の推移
過去10年のEPS(1株あたりの利益)と配当性向の推移は以下の通りです。
一株利益(EPS)は緩やかな増加傾向にあります。
青色の1株配当は微増ではありますが、着実に増えて右肩上がりといます。
配当性向は、概ね70%以下で安定して推移しています。
過去10年の増配率はバラツキはありますが、緩やかな右肩上がりで推移しています。
1株利益(EPS)が伸びれば、今後の増配率も回復していくでしょう。
【UL】営業キャッシュフロー の推移

2007年からの営業キャッシュフローはグラフのように推移しています。
最も注目すべき、本業の儲けを示す『営業キャッシュフロー』は微増傾向で、非常に安定感があります。また、営業CFマージン(営業CF/収益)は10%台で安定的に推移しています。
まとめ
「UL」ユニリーバは、収益率の非常に高いブランドを多く有した企業です。
ユニリーバは売上の6割近くを新興国で稼ぎ出します。
その新興国での成長が続いているのは安心できる材料です。人口増加と売り上げには密接な関係がありますので、この辺は今後も注視していきたい点ですね。
FY19決算
ユニリーバ決算
FY19売上 €51.98B(+2% Y/Y 調整後+2.9%)リプトン売却も選択肢に浮上か 株価は+1.8%https://t.co/Wgld8gKWUR pic.twitter.com/MxbSpVGnp6
— 米国株 決算マン (@KessanMan) January 30, 2020
【UL】を買うならこちらの米国株取扱ネット証券
米国株式を購入するにはこちらの証券会社がおすすめです!
購入手数料は各社同じで、約定代金の0.45%。最低0、上限20$です。
名称 | 取扱い銘柄数 | 為替手数料 |
SBI証券 | 約1,400銘柄 | 住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭にすることが可能。 |
楽天証券 | 約1,400銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
マネックス証券 | 約3,300銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
-
SBI証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国個別銘柄):約1,800銘柄(ADR銘柄):約140銘柄(ETF)280銘柄 ●(為替手数料)住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭 ●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)
-
楽天証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●米ドルの他に日本円でも買付が可能。ただし、日本円で買付しても片道25銭の為替スプレッドは徴収される。
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜) -
マネックス証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●(為替手数料)為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)